詐欺の手口が多様化し、被害額や被害者の年代が広がっていく中、高知市で生命保険協会の会員らが「誰もが被害にあう可能性がある」と注意を呼びかけました。

この活動は高知県警と生命保険協会高知県協会が特殊詐欺などの被害防止に関する協定を結んだことから、2017年に始まりました。

13日朝はおよそ80人が参加し、高知市内の8か所で道行く人にチラシなどを配りました。

協会によりますと、詐欺の手口は多様化し、中には生命保険を解約させて現金をだまし取ろうという事件もあるといいます。

県警によりますと2024年の特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は8億円を超え、被害者は幅広い年代に広がっているということで、参加者たちは「誰もが被害にあう可能性がある」と呼びかけていました。

(生命保険協会高知県協会 小林秀人会長)
「特殊詐欺の被害が、まだまだ冷めやらぬ昨今なので、なんとしても我々が防止していくために、しっかりと声がけをして防止していきたい」

生命保険協会高知県協会は、詐欺の被害を防ぐため今後も注意喚起を続けていく方針です。