高知県四万十市で鳥インフルエンザが発生したことを想定した訓練が行われました。

鳥インフルエンザは渡り鳥が飛来する10月下旬から2026年4月ごろにかけてが、発生リスクが高まります。幡多地域の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したという想定で行われた訓練には、県や関係機関から67人が参加。県幡多総合庁舎に集まった参加者は健康チェックを受けたあと別室に移動し、防護服に着替えていきます。防護服は2重に着用しズボンと長靴の隙間などからウイルスが侵入しないようガムテープでふさぎます。その後車両消毒の演習では、高圧洗浄機で消毒液に見立てた水を使って車体を下の部分から洗いました。

(県危機管理部危機管理・防災課 重森哲也 課長)
「いつ鳥インフルエンザが発生しても、県としては迅速かつ的確に対応ができるように、こうした訓練を通じて対処力の向上を図ってまいりたいと考えています」

県によりますと県内の養鶏場では2020年以降鳥インフルエンザの発生はないということです。