就職や再就職のために知識と技術を身につける「ハロートレーニング」の体験会が、高知県高知市で開かれました。

ハロートレーニングとは希望する職種に必要な技術や知識などの習得を目指す制度です。12日、高知高等技術学校で体験会が行われ、報道機関と、仕事を紹介する側のハローワークの職員が参加しました。

(リポート 遠藤弥宙 アナウンサー)
「会場には、こちらに美容、こっちには介護、さらに奥には電気工事のコーナーがあります。色々な工具と機械の音が鳴り響いています」

遠藤アナウンサーも職業訓練を体験。まずは電気設備技術科のブースで建物の中に用いられる電気の配線をつくりました。これは第二種電気工事士の実技試験にも出題される技術です。

続いては自動車部品の塗装。

(リポート 遠藤弥宙アナウンサー)
「気持ちいい。快感。でもムラができてしまいました」

一方こちらはハローワークの職員の方。仕事内容を体験することで、求職者への対応にも変化が出そうです。

(参加者)
「自身が体験してみることで、(仕事を)紹介するときにも、詳しく、“このような部分が難しかった”とか、細かい部分もお伝えできるかなと思います」

(参加者)
「仕事の内容をしっかりと自分たちも把握して(求職者に)おすすめすることが一番だと思うので、これからもこういう体験をしていきたいと思います」

(高知労働局 訓練課 吉井典之 課長)
「転職を目指すというところで、なかなかそういった機会がなければ知ることができない。資格を取得するということで、申し込みはハロワークになるので、常時広報させていただきます」

高知労働局は今後もハロートレーニングの周知を進め、求人と求職者をつないでいきたいとしています。