高知市の職員が酒気帯び運転で摘発されたことについて、高知市の桑名市長は10日に開かれた市議会で陳謝し、「信頼回復に務める」と述べました。

高知市によりますと市民協働部の職員は12月6日の午後11時45分ごろ、高知県高知市の路上で無灯火で自転車に乗っていたところを警察に呼び止められました。その際、呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転の疑いで摘発されました。自転車の飲酒運転を巡っては、11月の法改正で、酒気帯び運転に新たに罰則が設けられています。

高知市によりますと厳罰化されてから市の職員が摘発されたのは初めてだということで、10日の高知市議会で桑名市長が陳謝しました。

(高知市 桑名龍吾 市長)
「市政に対する信頼を著しく損なうものであり、市民や市議会の皆さまに心からお詫びを申し上げます」

桑名市長は「警察の捜査に全面協力し、今後の対応を検討する」とし、「市として信頼回復に全力で取り組んでいく」と述べました。