坂本龍馬に続く人材の輩出を目指そうと設けられている「龍馬賞」の授賞式が高知市で開かれました。2024年は、パリオリンピック™とパラリンピックのメダリスト4人に贈られました。


2024年、龍馬賞を受賞したのはパリオリンピックで高知県勢92年ぶりとなる金メダルを獲得した櫻井つぐみ(さくらい・つぐみ)選手と清岡幸大郎(きよおか・こうたろう)選手。そして、パリパラリンピックで金メダルを獲得した池透暢(いけ・ゆきのぶ)選手と銀メダルを獲得した鬼谷慶子(おにだに・けいこ)選手の合わせて4人です。
長年の積み重ねで栄冠を勝ち取った選手たち。勇気や希望、感動を与えたことが評価されました。
スケジュールの都合上、清岡選手と鬼谷選手は式に出席できず、代わりに母の清岡えりかさんと鬼谷法子さんが出席。2人の選手はビデオメッセージで受賞への思いを語りました。

(清岡幸大郎 選手)
「みなさんに憧れてい『自分も龍馬賞を受賞したい』という気持ちを持ってもらえるように、これからますます成長していきたい」

(鬼谷慶子 選手)
「龍馬にならい、引き続きパラスポーツに限らず、世界を相手に新しい道に挑戦していきたい」
櫻井つぐみ選手の父・優史さんは、2022年に龍馬賞を受賞していて、親子での受賞となりました。

(櫻井つぐみ 選手)
「『頑張ればこうやって夢を叶えられるんだよ』っていうのを示すことができたので、これを見て『夢をかなえられるんだ』というのを思ってもらえたらうれしい」
池選手は2016年のリオパラリンピックの銅メダルに続き2回目の受賞です。

(池透暢 選手)
「ひとつも悔しさがないような思いで、金メダルと龍馬賞を喜べるのが非常にうれしい」
個人の受賞で複数人が選ばれたのは、今回が初めてとなりました。