15日午後5時、政府は南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の呼びかけを終了することを発表しました。発表から終了までのこの1週間で、備蓄の確認などを行った県民が多くいたようです。

(松村祥史 防災担当大臣)
「地震活動や地殻変動に特段の変化が観測されなかったことから、“特別な注意の呼びかけ”については先ほど17時をもって終了いたしました。いつ、どこで発生してもおかしくない大地震に(今後も)備えていただければと考えております」

8月8日に気象庁が初めて発表した南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」。呼びかけが終了するまでのこの1週間でどんな変化があったのでしょうか。

(街の人は)
Q.臨時情報って知ってる?
「知らない」
Q.もし次、臨時情報が出たら注意したいと思う?
「たぶん、はい」

「心配し過ぎみたいな気もしますけど」

「よさこいの練習終わって家帰ったら妹はちゃんとリュックにご飯とか入れて(避難の)準備してました」

「(臨時情報が出た)次の日からよさこい踊る予定やったんで、踊れるか心配だった」
Q.臨時情報について知っていた?
「テレビのニュースで聞こえてきたぐらいだったので、そんなに大きい問題だとは思ってなかったんですけど。避難するのに持っていく荷物とかそういう準備はして」

「水、備蓄してたものが賞味期限切れてたりしてたので、新しい水を買い足したりはした。古いものはそのまま置いておいて、お手洗いとかで使えるようにしていた」
Q.今回の臨時情報は分かりやすかったか?
「わかりやすいとはとても思えなかったのが本音。そういうもの(臨時情報)があること自体まだ理解できていなかったので、そういう意味ではこういうの(臨時情報)があるとわかったのはよかったかなと思う」

「スーパーの水なんかなくなったりしてますよね。常時ある程度は備蓄してる、それを常に使いながらまた補充してというような、日常の生活でそろえることが一番大事だと思うんですよね」

(女子中学生たち)
Q.臨時情報が出たときどう思った?
「ちょっと怖いな。びっくり!防災セットとか全然備えて無かったんですけど食料とか、簡易トイレとかそういうものをたくさんそろえるようにしました」

政府はさきほどの会見ですぐに避難できる体制の確保などの「特別な呼びかけ」を終了することを発表しましたが、日ごろの備えを続けてほしいということです。