地域の防災意識を高めようと高知県南国市で、震災の被害を伝えた報道写真の展示会が開かれています。
この展示会は南国市植田地区の自治会が地域の防災意識を高めようと初めて開いていて、東日本大震災や熊本地震などの被災地で撮影された100点の写真が展示されています。1946年の昭和南海地震の際に撮影されたものもあり、地面が大きく割れている様子や住宅が崩れている様子などから被害の大きさを知ることができます。

自治会の門田佐智子さんは、この展示会で地域の交流を呼び戻し、災害時に団結できるようになればと話します。
(植田地区自治会 絆会 門田佐智子 顧問)
「(能登半島地震や8日の地震を受けて)地震というのはいつ起きてもどんな場所で起きてもおかしくない、そういう覚悟を持たなきゃいけないというふうに自分自身も思いました。地域の人なんかとも協力し合ってお互い生き延びることができたらいいなと強く思いましたので、このパネル展がそういう役に立ったらいいなというふうに思っています」
展示会は今月22日まで開かれていて、17日には震度7までの揺れを体験できる「起震車」が来るイベントが予定されています。