土佐塾高校の軽音部に所属し、県内外のさまざまなコンテストで最優秀やグランプリといった輝かしい受賞歴を誇るバンド「RIP DISHONOR(リップディサナー)」。メンバーはこの春から全員が関西の大学に進学し、プロへの夢をつかもうとバンド活動を続けます。
“高知の高校軽音史上最強”との呼び声高い「RIP DISHONOR」とはどんなバンドなのでしょうか?

高校1年生の夏、全国の軽音バンドがライブバトルを繰り広げるTEENS ROCK IN HITACHINAKAで最優秀賞を受賞。いきなり名実ともにその年、日本一の高校生バンドに輝き、11月には高文祭で最優秀です。2021年、軽音祭冬の陣で最優秀賞を受賞。2022年には茨城で開催の夏フェスLuckyFESに出演。軽音祭2022夏の陣で最優秀賞を受賞。2023年には10代限定のフェス、閃光ライオットで、全国からエントリーした3674組中、ファイナリスト9組に選ばれ、大手レコード会社も熱視線を送るバンド、土佐塾高校の「RIP DISHONOR」。
高知の高校軽音史上、ここまで輝かしい受賞歴を持つバンドはいません。

土佐塾中高等学校の軽音部は創部1991年です。中高一貫校らしく、まだ制服の袖が長い中学1年生と高校生たちが、同じ部室で一緒になって練習します。部員たちにとって「RIP DISHONOR」の存在は、憧れであると同時に、仲間であり、背中を追いかける存在であり、超えたい。高い壁です。

(中学1年生部員)
「(RIP DISHONORの)サイン欲しいです!目標ですね、かっこいいなって思って、またこういう道に進んで、先輩みたいになろうという気持ちで入りました」

(中学1年生部員)
「自分もRIP DISHONORの姿を追い求めて、中学生になってここに来ました。神…神のような存在です」

(高校1年生部員)
「一番身近にいて、めちゃくちゃうまい、その目指す指標というか」
(高校2年生部員)
「楽器とかを始めてみて、初めてその中で本当のすごさがわかったというか、もう本当に壁であり、何か目標というか」
RIP DISHONORはリードギター井関雄人さんが中心となって、中学1年生のときに結成されました。

Q.軽音部入部のきっかけは?

(ドラム 矢野川優斗)
「小学校の頃にちょっとだけドラムをかじっていたことがあったので…」

(ボーカル・ギター 下田睦典)
「井関くんと『同じ部活に一緒に入ろう』ってなってて。小学2年生から6年生のときまで合唱部に入ってて」

(高一の時バンドに加入 ベース 上田楓)
「小、中とサッカーをしていて、昔のRIP DISHONORを見て、すげぇかっけえなぁっていう…」

(ギター 井関雄人)
「土佐塾中学高校は天文学部っていう部活があって、本当はそこに入ろうと思ったんですけど、天文学部の部室の場所がわからなかったので。今撮っているこのフロア、軽音の部室のフロアっていうのが、この中一のフロアなんですけど、すごい入りやすそうだったので…(笑)音楽に興味を持っていたっていうのもあるんですけど、でも一番はそれですかね(笑)」

(ギター 井関雄人)
「(当時の)土佐塾の軽音自体が結構なんか、ゴリゴリのロックっていうか、今のテイストの土佐塾じゃない感じの音楽をやってたので、すごい憧れというか、本当にこの人らを超えていけるんかなっていう…不安だったりっていうのが入った当初は見てて思いましたね」