■いよいよ「理想のまちづくち」に挑戦!
次の週。子どもたちは実際の街を思い出しながら「理想のまちづくり」に挑戦します。
まずは、前回の授業で見つけた店や施設をふせんに書き出していきます。

続いて、店の名前が書かれたふせんを自宅の周りの好きな場所に貼り、「理想のまち」を作り上げていきます。

ここで越智先生は、子どもたちに今回の授業のテーマを初めて伝えます。
<越智大貴 先生>
「まちづくりのことを『政治』と言います。知ってた? みんなで話し合って『政治』しながら街を作っていきましょう」
大好きなピザ屋を自宅の近くに置いたり、街で見かけたPCR検査所を建てたり。

思い思いのまちづくりを終えた子どもたち。
果たして「政治」を学ぶことは出来たのでしょうか?
授業の最後、越智先生は子どもたちに問いかけます。
越智先生)街をみんなで話し合って作るのを、何て言うって説明したっけ?
子どもたち)・・・・・・何て言ってたっけ?
子どもたちは純粋にまち探検やお絵描きを楽しんでいたようですが・・・
それも想定通りと越智先生は話します。
<越智大貴 先生>
「今はまだ小学生なので、それで十分だと思っていて、ゆくゆく中学生や高校生になった時に『そういえば政治って言っていたな』と腑に落ちればいいと思っている」
知識を覚えることにとどまらず、身近な課題を見つけ、解決する力を養う「探求学習」。
この新たな学び方に子どもたちがどう取り組み、成長していくのか注目です。