■今ドキ小学生から意外な言葉が・・・

越智先生は、まず自分の住むまちにはどんな店が必要かと考えるきっかけにしようと、子どもたちに自宅にある家具やおもちゃを絵に描いてもらいました。
子どもたちが描いた自宅の絵

自分が描いた絵について、子どもたちに説明してもらうと・・・まさに“今ドキ”とも言える言葉が飛び交います。

記者)このゲームはどこで買ったの?
弟)分からない・・・
姉)Amazon!


記者)この椅子はどこで買った?
女の子)これが楽天(市場)。お店じゃなくて、ネット!


家具やおもちゃをどこで買ったのか尋ねると、多くの子が店舗ではなく「ネットショッピング」と答えたのです。

<越智大貴 先生>
「まちに直接かかわる機会、例えば親と買い物に行く機会が減っているのかもしれない」

“このままでは街づくりのイメージが湧かないのではないか・・・”
そう考えた越智先生は、実際に街を探検してみることにしました。
松山市大街道での街探検

街にはどんな店があり、どんな商品が売られているのか。
雑貨店でアロマの香りを嗅いだり、CDショップで音楽を聴いたりと、子どもたちは自分で見て歩きながら、インターネットでは知ることのできない店や商品の特徴を感じ取ります。
見つけた店や施設を先生に報告し、この日の授業は終了です。

<越智大貴 先生>
「街に連れてくると、音楽を聴いていたり、匂いを嗅いでいたりする子どもたちもいて、考える幅が広がって、連れてきてすごく良かったと思っている」