9月から多くの学校で2学期を迎えますが、「学校に行きたくない」と感じている子もいるのではないでしょうか。

子どもがそう訴えた時、私たち周りの大人たちはどのように向き合ったらいいのか。専門家に話を聞きました。

「学校に行きたくない」という子どもたちが増えるといわれる夏休み明け。

なぜそう訴えるのでしょうか。臨床心理士で多くの子どもたちのカウンセリングをしている中島珠実(なかじま・たまみ)さんはこう分析します。

(臨床心理士・中島珠実さん)
「学校に行っているだけでも、ものすごく頑張って行けているお子さんも多いので、1回休んでしまうと、エネルギーが蓄えるというよりも、もっとたくさんいるという感じでしんどくなってしまう子が多い気がする」

臨床心理士・中島珠実さん

それでは、実際に子どもに「学校に行きたくない」と言われたら保護者はどうしたらいいのでしょうか?

(臨床心理士・中島珠実さん)
「一番大切に考えてあげてほしいのが『どうした?』っていう風に聞く。聞いても黙ってしまうようだったら、まず『休もうか?』と。一回お互いに間を開けるというか、考える時間を作る意味でも、休ませてあげるのがいいと思う」

行きたくないと言葉にするのは、子どもたちからの最大のSOSのサインだといいます。

一方で…