ネコ6匹を殺し捨てたとして動物愛護法違反などの罪に問われている元大学生の男に対し松山地裁は28日執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、愛媛大学の元学生・佐藤彰真被告23歳は、去年8月から10月にかけ、ネコ6匹の首を絞めたり脚を切断したりして殺し、松山市内の公園や路上に捨てたということです。
松山地裁で開かれた28日の判決公判で、高場理恵裁判官は「ネコを殺害した行為は残忍かつ冷酷なものであり地域社会に不安を与えた」「動物を痛めることで快楽を得たいという動機に酌むべき点は極めて乏しい」と指摘しました。
一方、大学から退学処分を受けていることや、更正する環境が整っていることなどを踏まえ求刑2年6か月に対し、懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。