愛媛選挙区でも、自民の現職と立憲民主が擁立した新人による前哨戦が熱を帯びています。
■4期目を目指す自民党の現職 山本順三氏
自民党の現職で4期目を目指す山本順三氏(67)。今回の選挙では「住民の命を守る」をスローガンに掲げ、防災・減災や安全保障の強化などを訴えています。

4月の事務所開きには、自民党の県議や県内の市長や町長らが顔をそろえました。
盤石にも見える態勢ですが、山本氏はこう呼びかけました。
自・現 山本順三氏(67)
前回の選挙では8000票差という本当に薄氷を踏む思いできのうのことのように思い出しました。油断ができる状況の選挙ではない
山本氏は、野党候補におよそ8000票差まで迫られた6年前の自身の選挙や、自民の新人候補が敗れた3年前の参院選を振り返り「楽勝ムード」を戒めました。
5月15日には、山本氏が所属する派閥のリーダーでもある安倍元総理が応援に入りました。
安倍晋三元総理
この愛媛県の参議院選挙、毎回大変厳しい戦いである。こんなに実績があって現在は予算委員長を務めている山本さんは絶対大丈夫だと思うことが一番選挙は危ない

自・現 山本順三氏
我々はどういう風に対応して日本の国民の命を守るべきなのか。そんなことをこれから真剣に考えていかないといけない
想定される公示日まで1か月となった22日、公明党県本部の笹岡博之代表が山本氏の事務所を訪れ、推薦状を手渡しました。
週末を中心に自民党の県議や市議らと愛媛県内各地を回り、国政報告を続けてきた山本氏。
5月21日には、西日本豪雨災害で浸水被害を受けた西予市野村町を訪れ、防災担当大臣として予算の確保に取り組んだ実績などを説明しました。
自・現 山本順三氏
1年で3兆円ずつ。こんな大きい金額は過去についたことはない。5年間で15兆円の予算をつけて、やれるところをやっていこうと現在進んでいる最中。
私の今回のスローガンは「あなたを守る。国を守る」。そこに住む皆さんの命を守るいうことが私の最大の使命だと思っている。