桃の節句を前に、愛媛県松山市内のホテルでは、南予地域に伝わる伝統の「座敷びな」の展示が始まり、宿泊客らを華やかに出迎えています。

(山内可菜子アナウンサー)
「こちらのホテルに登場した豪華な座敷びな。外はまだ寒いですが、暖かな春を感じさせてくれます」

松山市のANAクラウンプラザホテル松山にお目見えしたのは、幅およそ3メートル、奥行きが2メートルほどの「座敷びな」です。

ホテルでは、宿泊客らに愛媛ならではの伝統を感じてもらおうと7年前から展示を始めました。

満開のサクラのもとにはお内裏様とお雛様が並び、ミカン畑や穏やかな海など南予の風景も表現されています。

また、広々とした庭園に咲き誇る紅白の梅や可憐な菜の花が暖かな春を演出しています。

ANAクラウンプラザホテル松山・森田有香さん
「右から見ても左から見てもいろんな角度から楽しんでもらえる座敷びなになっている。愛媛の魅力を感じて頂けたらと思います」

この「座敷びな」は、来月5日までロビーに飾られ訪れた人を華やかに出迎えます。