伊予路に春を呼ぶと言われる「椿まつり」が28日から始まります。
今年は3年ぶりに露店が復活するなど通常開催されるとあって、関係者が準備に追われていました。
愛媛県松山市居相にある伊豫豆比古命神社の参道。
28日から始まる椿まつりを前に、27日は露店の関係者が屋台の設営に追われていました。
コロナ禍で去年とおととしの椿まつりは規模を縮小して開催されましたが、今年は3年ぶりに露店が復活。
およそ20年にわたり出店していたホルモン店は…。
出店者
「さみしいですよね、毎年いっていたのがないというのは。それが3年ぶりというのは、きょう皆で気合入れてきた」
松山街商協同組合によりますと、今年はおよそ1.5キロの参道に400余りの店が軒を連ねる見込みで、コロナ前より30店ほど増えているということです。
一方、神社でも準備は着々と進みます。
大勢の参拝客に対応するため、臨時で開設される授与所でも、お守りなどが並べられていました。
またコロナ禍で中止されていた神輿の運行も再開される予定です。
コロナ前は、40万人余りが訪れていたという椿まつり。
去年とおととしは分散参拝を呼び掛けるため、11日間に延長されていた開催期間も例年通りの3日間に戻ります。
神社では今年の期間中、35万人ほどの人出を見込んでいるということです。
伊豫豆比古命神社 鶴田晴久 権禰宜
「マスク着用で、それぞれコロナ対策につとめてお参りいただけると幸いです」