愛媛県の最低賃金について議論してきた審議会は21日、時給を60円引き上げ1093円にするよう労働局長に答申しました。今年11月から適用される見込みで、初めて愛媛県が香川県を上回ります。
労使の代表者らでつくる審議会の森本明宏会長は21日、愛媛県の最低賃金を現在の時給1033円から60円引上げ、1093円にするよう愛媛労働局長に答申書を手渡しました。
60円の引き上げ額は、国の審議会が先月示した愛媛県の引き上げ額の目安56円を4円上回っていて、去年の77円に次いで過去2番目に高い引き上げ額となりました。
改定額の時給1093円は、香川県の1092円を1円上回っています。愛媛県の最低賃金が香川県を上回るのは初めてです。
この引き上げ額の決定にあたっては、労使の隔たりが大きく議論が難航し、森本会長らが公益案を提示し、全会一致で決まったということです。
(愛媛地方最低賃金審議会 森本明宏会長)
「人材流出に歯止めをかけて、特に若い人の労働力を確保する観点から大幅な引き上げが必要ではないかというところで考えた」
(労働者代表・寺田淳泰委員)
「昨今の物価上昇そういった部分で見るとまだまだ十分ではないと考えている。60円という部分で納得をせざるを得ないのかなという判断に至った」
(使用者代表・村上哲司委員)
「ここ数年、最低賃金の引き上げ額の幅がかなり高かった。使用者としては大変厳しい額だと考えている」
愛媛県の新しい最低賃金は今年11月から適用される見通しです。








