愛媛県西条市内のガソリンスタンドが販売した灯油にガソリンが混入していたことが分かりました。西条市は、購入した客の特定を急ぐとともに、爆発の恐れがあるとして使用しないよう呼び掛けています。

 西条市によりますと、ガソリンが混入していたのは西条市小松町大頭のガソリンスタンド「近藤産業石根給油取扱所」で26日午前10時から28日午後3時ごろまでに販売された灯油です。
 
 この店で灯油を購入した客から28日午後3時ごろ、「色が赤みを帯びている」連絡があり、調べたところ、26日の午前中、タンクローリーで運ばれてきたガソリンを誤って灯油のタンクに注入していたことが分かったということです。

 使用した場合、爆発のおそれがありますが、購入したとみられる48人のうち、29日午前11時現在、まだ7人が特定できていないということです。
 
 店には、問題の灯油をファンヒーターで使用した客が返却に訪れていました。

 市によりますと、今のところ被害は確認されていないということですが、消防の車両が巡回するなどして注意を呼びかけています。