屋根に広がる「歴史のグラデーション」

シートに覆われ周囲に足場が組まれた三重塔にカメラが入りました。
(石手寺 平井拓郎さん)
「いろいろ瓦がグラデーションのようになっていると思うが、なぜかというと各時代の瓦がある」
「平安から昭和、令和時代までの瓦が混合している状態」
塔が建立されたのは約700年前の鎌倉時代ですが、それより古い「平安の瓦」が使われているのは、別の建物から再利用されたためと考えられています。
屋根には、「再生の精神」も刻まれていました。また、時代ごとの特徴も…
(石手寺 平井拓郎さん)
「平安時代の瓦は粘土があまりよくない。よく見ると石とかが入っていて、不純物が多い」
(石手寺 平井拓郎さん)
「江戸時代の瓦はロックするものがついている」
三重塔の瓦は合わせて約1万2000枚。今回の修復で約3割を令和の瓦に新調、7割を再利用しています。

再利用する瓦は比較的、日当たりの良い場所にふいていき、長持ちするようにしています。

(石手寺 平井拓郎さん)
「瓦にとって条件が良くない、日当たりの悪い場所をメインに瓦を新しくしている」
また、相輪(そうりん)は穴が開いていた部分を新しいものに交換し、その他は錆をとって塗り直しました。









