現役のプロ野球選手たちが高校球児を直接指導するイベントが愛媛県松山市で開かれ、球児たちがピッチングや守備について学びました。

11日、高校野球のレベル向上などを目的に日本野球機構などが開いたイベントには、西条高校OBで阪神の秋山拓巳投手ら現役選手15人のほか、県内49の高校からあわせて、およそ300人の野球部員が参加しました。参加した部員たちは、開会式のあと、投手、内野手、外野手のポジションごとに分かれ、それぞれ、技術的な指導を受けました。

このうち、球場の外にあるブルペンでは、秋山投手のほか、済美高校OBの楽天・安樂智大投手、松山聖陵高校OBの広島・アドゥワ誠投手らがピッチャー陣に投球指導を行いました。アドゥワ投手「こう開いて。開いたほうが感覚は戻りやすいから」

このほか、守備練習の場面では、現役選手たちがアドバイスに加えて軽快なグラブさばきを球児たちの目の前で実際に披露。

球児たちは、現役選手から直々に指導を受けることができる貴重な機会に、真剣な表情で取り組んでいました。