19日、いよいよガソリン代が値上がりすることになりましたが、寒い日が続くこの時期に、なぜ値上げされたのでしょうか…。

この記事では、ガソリンなどの燃料代の値上げの理由について、わかりやすくお伝えします。

なぜ今?ガソリン代上昇へ

まず、19日からの値上げは経済産業省の「燃料油価格激変緩和対策事業(以下、激変緩和事業という)」が影響しています。

そもそも、この激変緩和事業とは、原油価格高騰がコロナ禍からの経済回復の重荷になる事態を防ぐなどの理由で、小売価格の急激な上昇を抑制することによって消費者の負担を低減することを目的とした事業です。

2022年1月に緊急措置として開始し今もなお続いているこの激変緩和事業は、出口に向けて段階的に『対応』すると、11月に閣議決定されました。

この『対応』とは、すなわち補助率の引き下げです。

物価上昇が続く現在、ガソリンをはじめとする燃料代の上昇は私たちの生活への影響が小さくありませんが、事業開始当初の状況から考えると、激変緩和事業の縮小はやむを得ないのかもしれません。