愛媛県四国中央市に本社を置く紙販売会社・カミ商事は31日、経営再建中の丸住製紙から、生産設備を譲り受けたと発表しました。

「カミ商事」によりますと、「丸住製紙」から譲り受けたのは、ペーパータオルやウェットティッシュといった衛生用紙の工場と、その周辺設備です。

買い取り額は非公表で、設備の稼働時期も未定だということです。

丸住製紙は主力だった新聞用紙の需要が落ち込んだことなどで経営不振となり、今年2月、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。

カミ商事では、丸住製紙の申請後、従業員の受け入れと合わせて、生産設備の引き継ぎも協議を進めていたということで「事業基盤を強化しながら、企業価値の向上を目指す」とコメントしています。