愛媛県松山市にある製造業の元代表取締役の男が、30日、特別背任の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、逮捕されたのは、岡山県笠岡市に住む会社役員の男(77)です。
男は2019年1月、銀行から1億2000万円の融資を受けるため、当時、代表取締役を務めていた愛媛県松山市の製造業の取締役会の承認を得ずに、会社を連帯保証人にする契約を結んだ疑いが持たれています。
融資は、男が岡山県笠岡市で経営していた別会社の社屋の建設費だったということです。
男の次に就任した代表取締役が、違法な連帯保証契約に気づき、2022年に刑事告訴、警察が捜査を進めていました。
調べに対し男は「融資を受けたのは間違いない。ただ、それは個人的な借り入れであって会社は関係ない」と容疑を否認しているということです。








