愛媛県松山市がJR松山駅西側の車両基地跡地に計画している、アリーナなどの実現に向け、民間業者を対象に実施した意向調査の結果を、30日公表しました。

松山市によりますとアリーナなどの実現に向けた調査は施設の設計や建設のほか、イベント運営など25社を対象に行いました。

寄せられた意見のうち規模や機能について、
▼形状の工夫などで8000席以上も可能
▼プロバスケットボールの最高基準を満たす5000席以上
▼コンサートなどで使う場合はステージや音響機器を備えた7000人から8000人以上が望ましい

また、事業費などについては、
▼必要な予算確保
▼人手不足で、特に設備業者の確保が難しい
といった声もあがっていました。

そして、事業化に向けては
▼市と民間のリスク分担を明確に示してほしい
▼近隣の施設と差別化を
などの要望も出されました。

調査結果について松山市は「事業の課題も見え、解決に向けたヒントも得た」とコメントしています。

市では今後、こうした調査などを重ね、年度内に整備のイメージやスケジュールなどを盛り込んだ、モデルプランを示す予定です。