愛媛県内にある民間企業のこの冬のボーナスは、前の年を2・8パーセント上回る見込みであることがIRC・いよぎん地域経済研究センターの調査で分かりました。
冬のボーナスの支給見込み額の増加は7年ぶりです。IRCは県内に事業所を置く民間企業806社にこの冬のボーナスについてアンケートを行い、292社から回答を得ました。
それによりますと、この冬のボーナス支給見込み額は、1人あたり平均43万9000円で、前の年と比べて2・8パーセント、金額にして1万2000円上回りました。
業種別で見ると、製造業では紙・パルプが資源価格高騰などの影響で去年を下回ったものの全体では59万2000円と去年を2・5パーセント上回りました。
また、非製造業は建設など全ての業種で前の年を上回り全体では去年を2・9パーセント上回る40万5000円となりました。
冬のボーナスの支給見込み額が前の年から増加するのは2015年以来7年ぶりで、IRCはその背景として新型コロナの影響が緩和されたことで、企業の業績が改善したことなどを挙げています。