愛媛県内は20日も「残暑」とは言い難い暑さとなりました。
長引く猛暑は野菜の生育にも影響を及ぼしています。

山田アナウンサー
「午前10時の松山市内、薄い雲がかかっているんですが青空が広がっていて強い日差しが照りつけています」

県内は20日も気温が上がり、最高気温は大洲市長浜で34.8度、宇和島と久万高原町久万で34.3度、松山も34.2度など各地で猛暑日に迫る暑さとなりました。

男性
「もう地獄ですよ、地獄。冷房のかかっているところにちょこちょこ入るという感じですかね」

女の子
「(Q.暑くてしんどくならないように気を付けていることは?)水分をよくとる」

母親
「(子どもに)持ち歩きのハンディファンを持たせるようにしている」

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かき氷店も人気です。
この店ではイチゴミルクや宇治抹茶ミルクなど9種類のボリュームあるかき氷を提供していて、1日に150杯ほど売れるといいます。

女性
「おいしいです」

男性
「(暑さを)何とか乗り越えられるかなと思います」

みつのもり 森拓郎 店長
「地元の方が多いです。帰るころには芯から冷えて『寒い』と言って出て行くので」

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猛暑でうだるのは野菜も同じです。

松山市の日高農園。
50アールの園地でミニトマトを栽培していますが、暑さが生育に影響を及ぼしています。

日高農園 日高啓之 代表
「こっちから順番になっていくんですけど、ところどころ実がついていないところがあります」

ミニトマトは気温30度を超えると弱りやすいということで、受粉できなかったつぼみが枯れてしまっていました。また、水と肥料で育てる水耕栽培の水温上昇も深刻です。

日高代表
「20~23度くらいのものが27度くらいに上がっている状況です。植物が肥料を吸いにくいような状態になってしまう影響が出ている」

農園ではハウスの天井に遮光シートを張って日差しを防ぐなどの対策を行っています。

日高代表
「この暑さによって収穫量が減ってしまっているので売り上げも減ってしまって。夏場の暑い時期はしんどい状況になっていますね」

県内はこの先も暑い日が続く見込みで、引き続き万全の対策が求められます。