南海トラフ巨大地震などの災害に備え、今年度から愛媛県松山市は木造住宅の耐震化工事に対する補助金を引き上げました。

受け付け初日の15日、申請に訪れた人たちが手続きを行っていました。

松山市は、南海トラフ巨大地震などの災害発生に備え、木造住宅の耐震改修工事に対する費用補助を行っていますが、今年度からはその額が最大で従来の100万円から115万円へと引き上げられました。

松山市役所で15日から始まった費用補助の受け付けには、申し込みを希望する人たちが、朝から手続きのために訪れていました。

(申請者)
「ぺちゃんこになって、すごいシーンを阪神でも見たりしてるから、やっぱり怖さがひしひしときて、耐震をしたらちょっとは余裕がもてるかなと思って」

補助対象となるのは1981年5月31日以前に作られた一戸建ての木造住宅で、耐震診断の結果、「倒壊の可能性がある」、または「倒壊の可能性が高い」と判断されたことが条件となります。

(建築指導課・鈴木敏之副主幹)
「倒壊してしまうと、避難路をつぶしてしまったり、また、二次災害で火事が起きる可能性があるので、ぜひとも皆さんには耐震改修工事をしていただいて、地震に対して倒壊しないような対策をとっていただきたい」

申し込みは来年の1月末まで受け付けられます。