愛媛県松山市内の私立高校で入学式が行われ、新入生が新たな一歩を踏み出しました。また、この春から拡充されることになった高校授業料の無償化制度について、保護者らに、その受け止めを聞きました。

8日松山学院高等学校で行われた入学式。新入生を代表して岡蒼汰さんが誓いの言葉を述べました。

(新入生代表・岡蒼汰さん)
「松学で大切にされている挨拶、掃除、読書、社会貢献のできる生徒像を目指すことで、僕らの3年間をかけがえのないものにすることをここに誓います」

今年度の新入生280人は、新生活に向け胸をふくらませていました。

(新入生)
「自転車競技部に入ってインターハイ優勝を目標に頑張りたい」
「3年間頑張って調理師免許をとりたい」
「調理科なので、皆と料理を作れたらいいな。みんなが笑顔になるようなおいしいスイーツを作れるようになりたい」

一方、この春決まった国による高校授業料の無償化制度の拡充。これにより、今月から公立高校は実質完全無償となり、来年度からは私立高校にもその幅が広がる予定です。

保護者の皆さんはどう受け止めているんでしょう。

(保護者)
「ニュースで聞いたりするが、無償化になれば家計的には助かるかなと。」
「ありがたいです。詳しくはわからないですけど、もうちょっと詳しくわかったらたらいいかなと思います」

また、学校の担当者も拡充に期待を寄せます。

(広報室長・田中由美さん)
「生徒たちの将来の選択肢が広がっていくと、それはすごくいいことかなと思っている。それについては好意的にとらえている。」

県教育委員会の担当者によりますと、拡充される高校授業料無償化について、高校生のいる世帯が収入に応じて例年7月に行っている「就学支援金」の申請で反映される見込みということです。