ついにJ2が開幕しました。16日は愛媛勢の2チームが共にホームでの開幕戦ということで、スタジアムは大いに盛り上がりました。

まずは、クラブ史上初のJ2に挑むFC今治は、ブラブリッツ秋田と対戦。里山スタジアムにはおよそ4600人が詰めかけました。

―――17日から開幕だがどう?
(FC今治サポーターら)
「新しい舞台なのでどう結果が繋がるか未知数だが、選手たちはそのために練習を重ねてきたと思うので、それを応援するだけなので頑張ってもらいたい」
「楽しみでしかない。オフシーズンの時もずっとうずうずしてたので」
「J2に上がったので、すごいワクワク、楽しみです」
「FC今治頑張れー!」

そんな熱いサポーターに囲まれ迎えたキックオフ。遂にJ2での戦いがスタートしました。

今治は開始早々のコーナーキックにヴィニシウス。しかし、これは枠の外。

前半34分。今治はチャンスで新加入・藤岡。しかし、去年は愛媛FCのディフェンダー、尾崎にブロックされます。

すると、前半39分、パスミスからボールを奪われ秋田のエース小松。一瞬の隙を見逃さずきっちり決められ、先制点を許します。

その後も秋田の猛攻を受ける今治。しかし新加入・キーパー立川。好セーブで追加点は許しません。

流れを変えたい今治は、後半6分コーナーキックからタンキがヘディングシュート。しかし、相手キーパーが好セーブ。

それなら直後のコーナーキックでは、ヴィニシウス。ポストに嫌われますが、こぼれ球に、弓場!どうしてもゴールが奪えません。

すると倉石新監督は後半32分高卒ルーキー笹を投入。

するとプロデビューから10分後、笹が、こぼれ球に反応。しかしネットを揺らすことができません。

後がない今治は、後半アディショナルタイム、キーパー立川も上がってラストプレー。ふわりと上がったボールをヴィニシウス。しかし反撃もここまで。

再三のチャンスを決めきることが出来なった今治。秋田に完封され、J2デビュー戦は黒星発進です。

(FC今治・倉石圭二新監督)
「J2に噛みつきにいくというところで言うと、しっかり噛みつけた」
「セットプレーの攻守においてしっかり効果的なモノが出せたので、秋田にそれを出せたのは今後J2で戦う上では好材料」

今治と愛媛、ともに無得点の黒星で14位からのスタートです。次節は、今治が藤枝戦、愛媛が秋田戦、共に2試合連続のホームで初勝利を目指します。