秋の全国火災予防運動に合わせて、愛媛県松山市内の病院で大規模地震と火災を想定した訓練が行われ、参加者が対応を確認しました。

松山市の南高井病院で行われた訓練には、病院の職員や消防、警察などからおよそ100人が参加しました。

訓練では大規模地震の発生を受け、病院の職員などが入院患者や負傷者などを外に運び出し、応急手当を行いました。

また、がれきにはさまれた人もいて、駆け付けた消防隊員らが屋上からロープで降下し、救出していました。

さらに火災も発生し、はしご車による救助や消火活動が行われるなど、災害時の連携を確認しました。

南高井病院 西尾俊治院長
「(消防や警察など)多くの皆さんが助けに来てくれるというのを持ちこたえる。そういう風にもう一度考えていきたい」

松山市消防局は「地域を巻き込んだ訓練などを継続し、防災力を強化してほしい」と呼びかけていました。