新居浜市内の小学校で17日、6年生の児童が、板金職人の指導を受けながら銅板を使ったレリーフ作りに挑戦しました。

紙に書いた自分の手形をボールペンでなぞっているのは、新居浜市立宮西小学校の6年生33人。17日は銅板を使ったレリーフを制作します。

サポートするのは県板金工業組合の職人たちです。組合ではものづくりの楽しさを知ってもらおうと毎年この取り組みを実施しています。

児童らは薄い銅板に写し取った自分の手形を割り箸を使って丁寧に銅板を押し出し、手のひらや指の厚みを考えながら立体感を持たせていきます。

そして硫黄が入った湯につけ銅板を錆させたあと、やすりで磨き濃淡を付ければ完成です。

(女子児童)
「凹凸をうまく表現するのが難しかったけど、楽しかった」

(男子児童)
「難しかったけど、小学校最後に思い出を残せて良かったです」

出来上がった世界にたった一つのレリーフは額に入れられ、卒業の記念品となります。