密売目的で覚醒剤を製造するなどした72歳の女に対し、松山地裁は16日懲役6年6か月の判決を言い渡しました。

判決などによりますと、愛媛県松山市桑原の無職・梶原久枝被告72歳は去年5月、松山市浅海原の住宅で、台湾マフィアの男らと覚醒剤およそ103グラムを製造したほか、自らも使用していたということです。

松山地裁で開かれた16日の判決公判で渡邉一昭裁判長は「覚せい剤の密売が目的の大規模かつ組織的な犯行の一端で悪質だが、事件の摘発に至った被告の情報提供の意義は大きい」などとして、懲役7年の求刑に対し6年6か月の判決を言い渡しました。