江戸時代から続く愛媛県西予市野村町の伝統行事「乙亥(おとい)大相撲」が26日開幕しました。
プロとアマチュアとの取り組みや「稚児の土俵入り」など様々な催しで賑わいをみせました。

乙亥大相撲は江戸時代後期に起きた大火事の後、二度と起こらないようにと神社に相撲を奉納したのが始まりとされ、今年で173回目を迎えます。

中では、相撲の禁じ手を面白くおかしく見せる「初っ切り」で会場から笑いを誘った一方、全国でも唯一とされるプロとアマの対戦では、迫力の取り組みで、ファンを沸かせていました。

観客
「迫力は大相撲に負けないぐらい気合入っている」

「相撲の試合を見るのはとても楽しい」

また、赤ちゃんの健やかな成長を願う「稚児の土俵入り」は、大横綱の大鵬を祖父に持つ王鵬関と湘南乃海関が土俵をつとめました。
大きなお相撲さんに抱っこされた赤ちゃんは、驚いて泣いたり逆に動じなかったりと様々な反応を見せ、会場を和ませていました。

保護者
「泣くかなと思ったけど泣いてなくてよかったなと思う」

「(土俵入りした姿を見て)すごくたくましく育ってくれそうだなと思った」

乙亥大相撲は27日も行われ、相撲の町・野村は大いに賑わいに包まれます。