※この記事には性被害に関する表現・記述があります

「オナニーしようとした」
女児のパンツ2枚を盗んだなどの罪に問われた22歳の男は、2年前にも水着を盗む目的で、白昼の小学校に侵入していた。
裁判が進む中で、被告の幼少期の経験や、仕事へのプレッシャー、保護司との不和などの背景が見えてきた。

【この記事は前編・後編の後編です】

◇◇◇「死ぬくらいなら好きなことをやろうと」

別の日。
Y男被告本人への質問が行われ、弁護士から犯行当日の心境などが問われた。

「死ねるかな。死ぬくらいなら好きなことをやろうと思い、被害者のAさんの自宅付近まで歩いて行き、自転車のサドルに近づいて、自分の性欲を満たそうとした」
「Aさんの洗濯物が視界に入って、もしかしたら子どもの物があるかもと思い確認した」

うつむき気味に答えるY男被告。犯行について振り返った上で、謝罪したいという気持ちはあると述べた。

法務省資料

「自分がしたことは身勝手で、大変不快な気持ちにさせた」