実際に住む人には人気なのに…意外な低迷を見せる県も
興味深いのは、居住者と非居住者のランキングに大きな差が見られる県が存在することだ。
例えば、居住者ランキングで2位にランクインした奈良県は、非居住者ランキングでは19位と大きく順位を落としている。
歴史的建造物が多く、古都としての魅力を持つ奈良県だが、娯楽施設の少なさなどが、非居住者にとってネックになっている原因なのかもしれない。
逆に、居住者ランキングでは下位に甘んじた北海道(居住者ランキング38位)や沖縄県(同25位)が、非居住者ランキングでは、北海道12位、沖縄3位と大きく順位を上げている点は興味深い。
雄大な自然や温暖な気候など、非日常的な体験への憧れが、その評価を押し上げていると言えるだろう。