「法律の認識が甘かった」対応が遅れたわけ

なぜこれほどまでに対応が遅れたのか。
私たちの取材に応じた久万高原町教育委員会の小野敏信教育長は、まず、組織として法律の認識が甘かったと振り返ります。
小野敏信教育長
「防止法、ガイドラインといったところを、隅から隅までまで腹入りをしていたかというと、必ずしもそうではなかった、足りなかったところはあったように思います」
さらに学校は当初、この問題をあくまでも教育現場で解決する問題と捉えていたと話します。
小野敏信教育長
「教育の問題として、教育委員会も学校も教育のプロですわね。プロとして、やはりもっと取り組むべきことはあるんじゃないかというようなことで、教育の問題として解決をしていきたいという思いはあるわけです」