「親」という言葉を何度も口にして

――上申書で妻と元妻は寛大な処分を望んでいる。被害者の娘を含め、子どもたちも戻って来て欲しいと望んでいるが
「家族の皆さんに対して、父親である僕が、このような事件を起こしてしまい、誠に申し訳ないと思う。家族の元に帰ったら、二度と同じことを起こさず、親としての務めを果たしたい」

被告の父親は、何度も「親」という言葉を口にして、反省と後悔の弁を述べた。

「被害者に対して、精神的、肉体的に苦痛を与えてしまい申し訳ないと思っている。本当に申し訳ない。親として、謝りたいと思う。(娘には)こういう事件を起こして反省して更生するために、一緒に暮らせないと伝えたい。そして、離れ離れになっても、親としての務めを果たしたい」