盛岡市で調理を学ぶ専門学校生が期間限定のレストランをオープンさせました。メニューには岩手県産の肉や魚が使われている他、食品ロスを無くそうと傷などの影響で販売できないリンゴも活用しています。
19日午前、盛岡市のMCL菜園調理師専門学校にオープンしたのは、専門学校生が調理した料理を提供する「西洋レストラン」です。
学校で学んだ技術を実践する場として行われてきたこのイベントは、コロナ禍で中止が続いていて、今年は4年ぶりの開催です。
今回提供されたのは洋風のコースランチ。メニューには岩手県産の菜彩鶏や牛肉、秋サケを使用した本格的な仕上がりです。
デザートには傷が付いたり形がそろっていないために販売できないリンゴを使用しました。食品ロスをなくそうと学校が盛岡市の農園から通常の半分ほどの値段で買い取ったものです。
訪れた人は初々しい接客とプロ顔負けの味を楽しんでいました。
作った料理を運ぶ秋田県出身の伊藤桜来さんは家族がレストランを訪れ、料理を楽しみました。
(伊藤さんの母親)
「こんなに作れるようになるなんて感動です」
(伊藤さんの父親)
「バランスが良くておいしい。(リンゴの)廃棄をしない取り組みは素晴らしいと思う。それを皿に表現しているのが素晴らしい」
(伊藤さん)
「とても緊張しますが今までやってきたことが大きいのでやりがいが大きい。(家族が)来てくれて良かった。ありがとうって言いたい」