そしてこちらはテアトル東都に残っていた映画のポスター。
中村雅俊さん主演「凍河」です。1976年公開。五木寛之さん原作の映画です。
実はこのポスター、会場に貼られていたものではありません。
配給会社がフィルムをテアトル東都に送る際、フィルムを包むのに使用されていた一枚なのです。(↓こちらがその実物)

印刷面を内側にして、外側の白い部分に「終了後、(大東町の)摺沢駅止〆送って下さい 東愛ホール技師長殿」の文字が書かれています。(↓実物 裏面です)

当時の配給会社と映画館のやりとりが垣間見られ、ワクワクします。

会場にはさらに市内のコレクター、伊藤周平さんの映画パンフレットのコレクションが並びます。

期間中、展示内容を何度か入れ替えるそうです。

伊藤周平さんは「千厩の人たちは新しいもの好きだったので、流行を運んできてくれる映画が好きだったんです」と話していました。

会場の一角にはテアトル東都で使われていた、ニュースター35mm映写機も展示されています。

この特別展は20日(土)まで開かれています。
7日(日)午後1時からは、一関市文化財調査委員の菅原良太さんによる解説会も予定されています。