達増拓也岩手県知事は14日、2月26日に大船渡市で発生した大規模山林火災の現場を視察しました。

達増知事は、大規模な山林火災が発生した大船渡市の現場を訪れ、三陸町綾里にある全焼した定置漁業用の倉庫などを視察し、県の担当者らから被害状況の説明を受けました。
(担当者)
「網については共済に加入していない状態だったのでどのように再建するか漁協と県漁連といま協議しているところでございます」

2月26日に発生した大船渡市の山林火災は焼失面積がおよそ2900ヘクタールで、90歳の男性1人が亡くなり、建物被害は210棟に上っています。
(達増拓也岩手県知事)
「大船渡市、そして県、国、さまざまな団体や全国のみなさんとも連携しながら生活の再建、なりわいの再生、復旧復興を進めていきたいと思います」

全焼した倉庫では定置網漁に使う網のほとんどが焼失しており、被災した住宅の再建とともに漁業など産業への支援が求められます。