休日は息抜きにドライブへ。「海沿いの道」がお気に入り。
(川崎さんのつぶやき)
「あれだけ海で嫌な思い、怖い思いをしたけれども、純粋に『海きれいだな』って思えたときに、『海は嫌いじゃないな』と思いまして、それが今でも海好きだな、海見たいなという気持ちにつながっているかもしれない」

津波から全員逃れた東中学校のエピソード。震災直後は「奇跡」と呼ばれました。
(川崎杏樹さん)
「亡くなった人がいるっていうのも同じように事実。奇跡ってそもそもあり得ないことが起こるっていう意味も含まれているので、っていうより、私たちは防災学習やってきたからこそ助かったよねっていう実感がみんなあったから奇跡っていう言葉は違うんじゃないかと考えていたと思います」
その後、市は子どもたちの迅速な避難を「釜石の出来事」と呼ぶことに。
(川崎杏樹さん)
「一番最初の地震が発生してからの避難が早かったのは何でかというところを考えると私は防災学習のおかげだったなと感じています。釜石市は震災の数年前から防災学習を頑張っていきましょうという風に活動を始めた地域でした。特に海のそばの学校をモデル校に指定して、それぞれ活動していた」
趣味は地元に伝わる鹿おどり。

釜石高校から山梨県内の大学に進学し、卒業後はふるさとへ帰ってきました。