ヨーロッパヒラガキは戦後の食糧難に対応するため、1952年=昭和27年にオランダやフランスから日本に持ち込まれたと言われています。

山田町でも養殖を試みましたが上手くいかず、1990年代初めに事業化を断念。岩手の海から消滅したと思われていました。
(福士貴広さん)
「これでだいたい3年ぐらい」
しかしヨーロッパヒラガキは、山田湾などの県内の湾でマガキにくっつくなどして生息し続けていたのです。
福士さんはそれを採取し、5年ほど前から試験的に育ててきました。

(福士貴広さん)
「山田湾にどのくらい入れていいかということすらまだ分からない状態なんで、大量生産っていうのはまだ当面難しいと思う」