あく取りは固まる前に終えるため素早く、丁寧に行われます。
半世紀以上続けてきた職人がまるで絵を書くようにヘラを滑らせる姿に、インスタグラムを見た人たちからは技術に感動するといった声が寄せられました。


一日寝かせたぶどう飴は1センチ幅にカット、その後、10日間乾燥させ、出来上がりです。
特別に乾燥前の切りたてをいただきました。

(甲斐谷キャスターリポート)
「ぶどう味の寒天という感じで、飴の感じは強くないです。でもおいしい!」

1日に作れる数はおよそ400個。
他の菓子の製造もあるため、毎日作ることはできませんが、勝夫さんは家族と協力しながら今も手間と時間をかけてぶどう飴を作っています。

(松田勝夫さん)
「自分で山に行って(山ぶどうを)採ってつぶしてジュースにしてやっていたものです。外に任せる部分も出てくるようになったからその分楽にはなりました。年だから楽にしてもらっているのかな」

誕生から70年余り。ぶどう飴を作る熟練の技は、見るものを感動させ今も新しいファンを増やし続けています。