



橋詰さんは2022年、市内に総菜の専門店をオープンさせました。毎日手作りする20種類以上のおかずが人気です。橋詰さんと二人三脚で店を切り盛りする専務で妻の智早子さんは、被災した当時を次のように振り返ります。
(橋勝商店 橋詰 智早子 専務)
「正直すごく悩んでいて、何も先が見えない。一番金銭面で苦しかった。未来が見えないじゃないですか。お金に追われれば追われるほど」

食品の卸売りが主な生業だった橋勝商店は、取引先が軒並み被災し売り上げが激減したことから被災から3年後の2014年、新たに総菜と弁当の販売を始め業態の転換による再建を図りました。ところが…
(橋勝商店 橋詰 真司 社長)
「弁当がどのくらい儲かっているんだろう、分からないというのがあって」
「資材と切り分けたり惣菜と切り分けたり人件費もどう分けたらいいかというのを専門的にお願いできたらいいなと現状の数値化をお願いしたのがきっかけです」