では、一体食べたらどんな味がするのか、オオズワイガニのオススメの食べ方をフードDで聞いたところ「カニの味噌汁」でした。
スタジオで試食してみると…


紺野あさ美さん
「すごい!しっかりカニ!2杯で300円?おいしいです、いいカニのお味噌汁飲んでる気分」

 では、ほぐし身は…?


野宮範子さん
「甘い!おいしい、味が濃いですね。安いズワイガニのほぐし身は食べたことがあるんですけど、全然違う。水っぽくなくて」

 オオズワイガニが今後、新たな食材として受け入れられていくのか?
 道内ではこんな例があります。
 近年、北海道沿岸で、今まで少なかったブリの水揚げが急増し、全国1位になることもありました。
 函館ではイカの不漁が続く一方で、急増するブリを有効活用しようとマチをあげてメニュー開発に取り組み、「ブリラーメン」や「ブリ節」「ブリたれカツ」などを提案。
 ブリを食べる文化が市民に広がりはじめています。

 ただ、過去には、こんなこともありました。


 1986年から87年にかけて、噴火湾でオオズワイガニが大量発生。
 カレイの網にかかるのはカニばかり…
 しかし、この2年がすぎると、ぱったりと姿を消しました。
 なぜ大量発生したのか、なぜ消えたのか、いずれも原因不明です。
 今回の日高沖の大量発生もいつまで続くのでしょうか。


 この「オオズワイガニ」を買える場所ですが、今回取材したスーパー「フードD」各店では仕入れがあれば店頭に並びます。
 えりも漁協は、町内の直売店とオンラインショップ、様似町ではマルサン工藤商店で取り扱っています。
 いずれも水揚げなどの状況で売り切れの場合があります。
 地産地消で、食卓から漁業を応援しましょう。