生活圏へのヒグマの出没が続く北海道で、15日、高速バスと衝突するなどヒグマとの事故が相次ぎました。
15日午後10時ごろ、豊富町の自動車専用道路「豊富バイパス」を稚内方向に走っていた高速バス「わっかない号」が、右から飛び出してきたヒグマに衝突しました。
バスには、乗客乗員合わせて15人が乗っていましたが、けが人はいません。
警察によりますと、ヒグマは体長約2メートルで、衝突の後、西側の森に走って逃げていったということです。
また、15日午後5時半ごろには、知内町重内の国道228号で、木古内町方向に走っていた乗用車が、海側から飛び出してきたヒグマと衝突しました。
この事故で、乗用車の右の前部分と側面が破損しました。
運転していた70代の男性と同乗していた妻にけがはありません。
ヒグマは体長約1.5メートルで、衝突の後、そのまま山側へ立ち去ったということです。
知内町重内地区では、10月、ビニールハウスやブドウ畑がヒグマに荒らされる被害があり、ヒグマの出没が続いています。
ヒグマと車両との衝突事故も相次いでいることから、警察が注意を呼びかけています。










