
一方、こちらは、28日の札幌市南区の白川地区。道内で相次ぐクマの目撃情報に、クマよけの笛を吹きながら山の中をパトロールする猟友会のメンバーです。登山道のすぐ近くの木の幹には、子グマとみられる爪痕が刻まれていました。

北海道猟友会札幌支部 玉木康雄理事
「(クマは)片手に4本の鋭いナイフ(爪)を持っていて、数十キロのものをかみ砕く牙を持っていて、時速50キロで急速に接近できる相手と対じするための必須の道具(が猟銃)」
長野県の事件を受けて、猟友会の札幌支部の幹部は、こう話します。
北海道猟友会札幌支部 玉木康雄理事
「(日本は)世界で最もガンコントロール、銃の規制が厳しい国と言われている。日本では一般的に銃の所持は禁止されている。その中でも、特別な許可ということで許可制になっている。猟をするとなると、さらに、そこから狩猟免許を取得しなければならない。銃が実は非常に有益なもの、農林被害を食い止めることができていて、札幌市民の方を守ることができている。信頼感を積み上げていかなければならない」
先週、銃社会ではない日本で起きた衝撃的な事件ですが、銃の所持数自体は年々、少しずつですが減っているというデータがあります。
持つ人自体は減っている猟銃ですが、その猟銃を持つためにも様々な手続きが必要です。
●初心者講習(猟銃等講習会)
●教習資格認定申請~審査★ここで身分証明書などはもちろん、警察による身辺調査や『精神保健指定医』による診断書も必要!
●その上で『射撃教習』が受けられる!
●銃砲所持許可申請~審査
●所持許可証の交付~所持確認
そして、所持してからも、厳しいルールがあります。

●ケースに入れずに持ち歩くのは違法
●他人に銃を持たせるのは違法!※車に同乗者と銃を残して車外にでるのもNG!
●保管用の”ガンロッカー”を設置することが義務になっていて、このカギを他人に預けることも、法律違反になります!
●そして、買ったばかりの銃などの「試し撃ち」もダメ!
こうした事件が再び起きない仕組み作りと同時に、次世代のハンター育成などに影響しないよう両立してほしいです。