八木原さんが許す気ない
しかし、男の証言には、暴行がエスカレートしていった責任を、事件のきっかけとなった交際トラブルの当事者である八木原亜麻被告(21)に転嫁する姿勢がにじんでいました。
7月15日の証言で、主犯格とされる男は「被害者さんから弁償代もらったので、暴力しなくてもいいと思っていたが、被害者さんの彼女の八木原さんが許す気ない、まだやってと言っていて、暴力を止めることができませんでした」と主張。自分は暴行を続ける意思はなくなっていたが、八木原被告の言葉に従わざるを得なかったと述べました。
つまり、自分が暴行を始めたことを認めながらも、その歯止めが利かなくなったのは「煽られたからだ」と主張。
裁判員裁判の終盤、7月31日の被告人質問の最後で、高杉昌希裁判長が改めて主犯格とされる男に「被害者に暴力を止めなかったのはどうして?」と問うと、男は、「八木原(被告)が止めなかったからだと思う」と述べ、裁判長は「結局そこですか」と、半ば呆れた表情を見せる中、男はさらに「もっとやってと言われたから」と続け、あくまで受け身の行動だったとの主張を変えませんでした。







