
私たちの悩みの種の物価高は、地域医療を担う病院の経営も苦しめています。
北海道帯広市の病院では、医療体制を整えるため、インターネットで広く資金を募ることを決めました。

北海道帯広市の帯広協会病院です。
90年近く十勝の地域医療の中心的役割を担ってきましたが、いま、課題に直面しています。

帯広協会病院 馬場章吾看護師
「ほとんどの病床は多床室で、一部が個室になっている」

この病院では、約300あるベッドの8割以上が、複数の患者が入る相部屋。

隔離が必要な感染症患者が相部屋を使うと、ベッドが余っているのに急患などを受け入れられなくなっていました。

帯広協会病院 馬場章吾看護師
「救急の重症管理プラス感染症も対応しなければいけない。ニーズに応じて対応するためには個室化が必要」

しかし、資材費や人件費の高騰で病院の運営費用はコロナ禍前と比べ年間約14億円増え、改修費用を用意できるほど余裕はありません。

帯広協会病院 馬場章吾看護師
「物価高が大変(ゴム手袋は)年間で900万から1000万の使用金額だったが、1・5倍以上になるので2000万近く。手袋ひとつで」

そこで病院は、改修費用をインターネットを通じたクラウドファンディングで募ることにしました。

帯広協会病院 吉田一郎院長
「収益が出ている分を(赤字部門に)補填してきたが、限界が見えてきているので、地域の中で医療として残るためのサービスを提供するには、個室は必須であるということでの取り組み」

目標金額は1400万円。

5月29日まで募集していて、13日朝までに約7割の支援が得られているということです。







