アメリカとイランの戦闘終結に向けた協議が合意に至らなかったことを受け、アメリカ軍は日本時間の今夜からイランの海上を封鎖すると発表しました。これに対し、イラン側は「海賊行為に等しい」と強く反発しています。
トランプ大統領
「あす10時に封鎖措置が発動する。イランが石油を販売できないよう他国と協力して取り組んでいる。極めて効果的な措置となるだろう」
トランプ大統領は12日、封鎖措置を日本時間きょう午後11時から始めると表明しました。
アメリカ軍によると、封鎖措置の対象となるのはペルシャ湾などのイランの港に出入りする全ての船舶。
それ以外の船舶についてはホルムズ海峡の航行の自由を妨げないとしています。
トランプ大統領
「イランは非常に悪い状況にあり、彼らは絶望しているだろう」
封鎖措置の理由についてトランプ氏は「イランが好きな相手に石油を売って利益を得ることは許さない」とイランへの圧力強化だと説明しています。
これに対し、イラン側は13日、国際水域での船舶への制限は違法であり、「海賊行為に等しい」と強く反発したとロイター通信は報じています。
さらなる緊張激化となるのか。
今回のトランプ氏の封鎖措置の表明に先立ち、ホルムズ海峡周辺で両国はこんな緊迫したやりとりをしていました。
音声(イラン側)
「こちらは革命防衛隊海軍基地。直ちに針路を変更し、インド洋へ戻れ。命令に従わない場合は、攻撃対象となる」
この音声はイラン国営テレビが12日に報じたものでアメリカの艦艇に対し、警告した際の無線の内容とされています。
音声(米側)
「こちらは連合軍艦艇。国際法に基づき通航中である。敵対的な意図はない」
アメリカの艦艇とみられる音声は攻撃の意図がないと伝えますが…。
音声(イラン側)
「これが最後の警告だ!最後の警告だ!最後の警告だ!」
ホルムズ海峡をめぐってはアメリカ中央軍が11日にミサイル駆逐艦2隻が機雷除去のため海峡を通過したと発表しましたがイラン側は強く否定しています。
こうした中、ウォール・ストリート・ジャーナルは12日、複数の当局者の話としてトランプ氏が行き詰まりを打開するため限定的な攻撃再開を検討していると報道。軍事作戦の長期化を避けるため大規模攻撃の可能性は低いとしていますが、依然として情勢は緊迫しています。
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