北海道電力の泊原子力発電所3号機の再稼働に向けた動きが加速する中、札幌市は国が「同意」を求める「地元」ではありませんが、秋元克広市長は、原発の再稼働について札幌市としての考え方をまとめる方針を示しました。

北海道電力の泊原発3号機の再稼働について、国は、北海道と立地4町村の同意を求めています。

札幌市は、国が「地元同意」を求める「理解要請」の対象地域ではありませんが…

札幌市 秋元克広 市長
「人口約200万人を抱えて、泊(原発)からも近い。万が一があったときに避難者を受け入れる立場でもある」

北海道電力の安全対策や北海道が実施した住民説明会の意見など、情報収集を進めるとした上で…

札幌市 秋元克広 市長
「一定の考え方を札幌市として検討・検証していきたい。札幌市としてどう考えるか、整理していく必要があるだろう」

泊3号機の再稼働をめぐっては、関係者によりますと、北海道の鈴木直道知事は、あすの北海道議会で、「再稼働はやむを得ない」とする同意の方針を示すとみられます。

電力の一大消費地である札幌市の姿勢にも注目が集まりそうです。